ハサミ状の格差について

集合住宅のエントランスで、白いメルツェーデスから、30代、長身、ハーフパンツのイケメンパパがおりて来る。同じマンションにベンツの所有者がいるのか。ほとんどはさえない家族がたくさん乗れるタイプの車である。

裕福であるだけでなく、容姿にも恵まれ、しかも、こんにちは、という声にも気品がある。こんなに格差があると、むしろ、心地がよい。

人生の格差は、年齢とともにハサミ状に開く、と言った人がいたが、ますます、その実感をかみしめている。

裕福なイケメンなので、配偶者をえり好みできる、かわいい子どもができる、家族のためにがんばれるので出世する、もっと裕福になる、投資できて、さらに裕福になる、子どもが東大に入る、というふうに正の循環となるのだろう。

新約聖書にも、富む者はますます富み、貧しい者からはますます奪われる、と書いてある。神学的な意味はどういうことなのだろうか。厳しい現実だ。

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