子供のクリスマス

クリスマスといえば、幼稚園~小学1年頃の記憶が甘美である。

亡き叔母が、悪い胃を手で抑えながら探して買ってくれた、と成人してから聞いたが、立派なクリスマスツリーがあった。大きな金色の星が輝き、点滅するイルミネーションは、40年前近く前では、贅沢なものだったに違いない。実家のどこかにしまってあるはずだが、みつからない。

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」のメロディも懐かしくクリスマスの時期と重なっている。たぶん小学校の音楽の時間に聞いたのだろう。叔母の部屋にもばかでかいステレオがあったが、それで一人聞いていたのかもしれない。このあたりは夢と現実が峻別できない。叔母の作る「焼きりんご」もクリスマス頃だっただろう。いま私が作る焼きりんごはとても同じ味がだせない。否、悲しいことに味は覚えていない。

「こんぺいとうの踊り」、「トレパーク」、「雪のワルツ」あたりを聞くと、悩み・苦しみのほとんどなかった小学校の1年生あたり、なんとも温かい気分に今もひたることができる。2年生ぐらいからは、悩みも深くなり始め、いま思い出すのも好まない。

いじめなどというものはない時代だったが、無邪気な時代は終わってしまった。それは叔母が私を養子に取ることなく、独身のまま若くして死んだ時と重なっているかもしれない。




この記事へのコメント

2008年12月04日 22:06
物悲しく美しい思い出ですね…(;△;)
麻呂
2008年12月05日 00:02

・・ありがとうございます

この記事へのトラックバック