テーマ:ことば

くしゃみの音

くしゃみには、4つの子音、h-k-sh-n が含まれると、どこかの授業中で言ってしまった。私個人の発見、というか、見解である。 しかし、いま、井の頭線の隣席の明大生(と思われる)は、「イークショ!」とくしゃみをした。 īksho だとすれば、語頭の h、語末の nは略されることもある、すなわち、くしゃみは、 …
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11について

文学部で、「英語史」という講義を持っているが、ふと、ドイツ語の elf 「11」の語源が気になってしまう(授業中に)。 その場で、スマホから検索できる問題ではなく、ドイツ語語源辞典、ゲルマン語語源辞典レヴェルの問題である。 英語の eleven は現代語だから参考にならず、最古の形へ遡る必要がある。 古英語では、enl…
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じゃがいも、さつまいも

NHKの女子アナウンサーが、さつまいもは、スィートポテトにしたいです、と言ったので驚く。 サツマイモを「さつまいも」にできるのか? どうも「スィートポテト」とは料理名らしいと気がつく。しかし、英語のsweet potato は単なるサツマイモだ。 英語の potato は、スペイン語 patata 「ジャガイモ」か…
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規則性について

beautiful はフランス語の beauté 「美」に英語の接尾語 -ful をつけた語で、ハイブリッドである。 一方、safety に -ful をつけた *safetiful は存在しない(Googleで一件ヒットするが)。 safe は、フランス語の sauf (< ラテン語 salvus) だから…
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交差配列について

うちに来た卒業生3人にやらされたのだが(大学生の飲み会ゲームらしい)、「炙りカルビ」と五回正確に言うのはかなりむずかしい。だいたい、3回目あたりで間違える。 a-bu-ri-ka-ru-bi という音の連鎖だが、母音は、a-u-i を二回繰り返すだけで、むしろ、単純である。 子音の交代(b-r-k-r-b)に難しさがあるの…
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正書法について

中学2年のとき、英語のW先生が、study の三人称単数形を、studies と書けない生徒が多いのに憤慨したのか、これを、3分間見ろ!と言ってわれわれに見させた。 英語の綴り字が一種類に固定されたのはついこの間のこと(18世紀)だ。それ以前は、studys, studyes, studieth, stud…
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外国語遍歴

外国語は私には仕事であり、趣味である。 英語は小1で、真言宗の母にメソジスト教会へ行かされ、そこで、2、3年続いた。賛美歌と主の祈り以外はすべて忘れ、中1からまたゼロから始めなくてはならなかった。 高2のとき、フランス語のクラスがあったのでやってみる。一年続いたが、浪人中、NHKラジオを聞いて自習していた。 大学2年で…
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イージス、イージスシステム

イージス艦は、「イージスシステム」を搭載した船のことだが、Wikiを読んでも難しくてよくわからない。 「イージス」は、英語の aegis で、元々、古典ギリシャ語の αιγίς (aigís)にさかのぼる。最高神ゼウスが、娘のアテーネーに与えた、革の胸当て、ないし衣である。この比喩から考えると、イージ…
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アジアはバラバラ

сегодня シヴォードニャ というロシア語が、心に響く。 単に「今日」という語である。語源が気になるが、ceго は「この」、дня は「日に」(属格)らしく、フランス語の、aujourd'hui 「日に+この」、イタリア語 oggi < ラテン語 hōc die 「この日において」と同じような構造である。 …
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同じ語源

リアリズム、リアル、リアリティ、リア充、バナナリパブリック(バナリパ)には同じ語源の語が含まれている。 すべて、ラテン語 realis 「現実的」、さらに、遡ると、rēs 「ものごと」から来ている。 共和国は、res pubulica 「公のことがら」、イタリア語で、repubblica 、フランス語で r&#2…
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語根 √sum

居住まいを正す、とか、佇まい(たたずまい)というのは実に美しい日本語である。耳にすることは少ない。私を含めて、佇まいの美しい人が減っているからだろうか。 しかし、i-zumai < wi-zum-aF-i < wi-√sum-aF-i 、語根は√sum などと分析すると、美しくもなんともなくなってしまう。なんでも分析…
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辞書アプリについて

電子辞書を捨てた。 気づくと丸二年使っていなかったからだ。これからも使うことはない気がする。 辞書はiPhoneアプリケーションで足りる。最近は、どんどんと、変わった言語の辞典、語源辞典も増え、サンスクリットはもちろん、古英語、アルメニア語辞書、広東語→北京語辞典まで揃い、ないものはないぐらいに感じる…
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太極拳は、中国語で、tàijíquán である。 「極」は、普通語では、jí だが、広東語では、gik6 と読む。日本語の kyoku により近い。 それはともかく、この字を早くも小学校四年で習うとは知らなかった。
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広東語について

広東ポップスを聴いていると、広東語の方が相性がいいのではないかと思われてくる。 しかし、普通語もまだマスターしていないのに、これを始めるといわゆる二兎を追うことになってだめだろう。6、7年前、スペイン語を習っていると、イタリア語が干渉し始めた(スペイン語にイタリア語が混じってくる)ので、泣く泣く前者をやめたことがあった。 広…
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長い語

語の長さ。 英語で一番長い語などと言って、中高生の頃は喜んでいたものだ: pneumono-ultra-microscopic-silico-volcano-conioisis だったと思う。 しかし、こういう医学、科学用語は複合語だから、なにか発見があれば、いくらでも長くできる。日本語で、長い「語」といってもあまり意…
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自由感

昨年、大学院の指導教授が2人とも死んだ。そのうち1人は、授業初日、語源に興味はありますか?と聞かれ、はい、と答えると(これは嘘ではない)、研究社に行って、英語語源辞典の作業をするように言われた。 集まった原稿の初出年代(はじめて文献に出てきた年代)を2種類の、全部で40巻ぐらいの辞書ですべてチェックするもので、単調で(必要だが)研…
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誕生日

独文OBで、ロシア人と結婚している男子が、誕生日だとfacebookに出てくる。 ドイツ語で「誕生日おめでとう」と書入れようとしたが、「誕生日」は知っていても、「おめでとう」がわからないことに気づいて愕然とする。 忘れたのか、もともと知らなかったのか。英独辞典にも載っていなくて、ドイツ人は祝わないのか?と思う。仕方なく、Go…
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漢字だけで通じる

教材以外印刷御遠慮願原稿1枚30枚以上印刷願致。 で通じるかというと、たぶん通じるだろう。 漢字と数字だけでコミュニケーション的に問題はない。硬い文において、日本語(というか、和語)はほとんど意味を担っておらず、文法的意味、修辞的役割しか果たしていない。 これは、英語(=和語)とフランス語・ラテン語(=漢語)の関係…
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植民地

TOEICの平均点。 私は受けたことがない。これからも受けることはないだろう。 タイといい勝負なのは、きっと、両国とも英米圏の植民地になったことがないからではないかと思う。植民地になれば、英語のできる人が増えるのは当たり前だ。
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be 動詞について

昨日、be動詞の話をしたが、しかし、起源的にいうと、英語 is の s は、三人称単数の s ではない。 is に語尾はなく、s は語根の一部である。その点で、スペイン語の es と同じである。 このスペイン語はラテン語の est が崩れたものだが、フランス語では、音は崩れたのに、綴り字はそのままであり、est で、「エ…
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規則と会話について

「日本語の先生」とは言えるが、「*日本語先生」とは言えない。「日本語教師」、「科学の教師」とは言える。 しかし、「?科学教師」はちょっと違和感がある。「*情報科学教師」は無理だが、「情報科学の教師」とは言える。「*人生論教師」はむりだが、「人生論の教師」、「人生論の先生」はOK。「*人生論先生」は絶対だめだろう。 というよう…
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引っ張りだこ

「引っ張りだこ」とは、蛸なのか凧なのか。 どうも、蛸が先で、後に凧となったようだ。よくタコを、板か何かに押し付けて乾かしているのをテレビで見るが、イメージ的には、蛸が八本足を引っ張られているほうが忙しそうで面白い。 しかし、原義は磔(はりつけ)だったらしい。
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読むべきものと伝説について

legenda はイタリア語で、「記号、シンボル」の意味だが、英語の legend 「伝説」とほぼ同じ綴りである。 これは偶然ではなく、両者の語源は同じである。「伝説」とは、「読まれるべきもの」の原義であると、今、イタリア語語源辞典を調べて知った。 こんな簡単な語の語源を知らなかったのはちょっとくやしい。いつまでたっても知ら…
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直訳について

訳すということ。 good morning を、「良い朝」と訳す人はいない(正確には「良い朝を」である:ドイツ語の guten Morgen における4格を参照)。 ここでは、英語圏で、good morning という時、日本ではなんというのか、と考え、それに対応する言葉「おはよう(ございます)」を当てている。 従って…
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イヤフォンガンガン伝言ゲームについて

ゼミナール合宿の夜。 男子たちが「イヤフォンガンガン伝言ゲーム」をやるのを見ていた(女子は2人いるが、参加しなかった)。 相手の口の動きだけで何を言っているのか伝えていくものである。見ているとかなり面白いが、何かの言葉を、O君が、まったく異なる「松山城?」と推測した時、部屋中が狂ったように爆笑した。全員のツボに入ったらしい。…
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試験について

イタリア語のレッスンは、ずっとただイタリア人のレッスンを受けるだけで、どうにか復習しなくてはと、ずっと思っていた(この3年間)。 大学ではないので、筆記試験も、口述試験もなく、何一つ定着しない(社会に出ると、試験はありがたかったと思うようになる。ところで、太極拳に試験があったらどうかと考えた:きっと、できないなりにも、死に物狂いで…
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誤りについて

「ぐっすり」は英語の good sleep からきているという説が流れていて、驚く。 「ぐっすり」という日本語の初出は、日本人が英語など耳にすることがない1679年なので、その説はあり得ない。 こういう、もっともらしいが、言語学的に誤った語源を、Volksetymologie 民間語源という。 しかし、言葉は人口の多い…
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あぶないところ

先日、宴席で、同僚が「あの2人カクシュウ」がある、と言った。 (えっ、確執(カクシツ)じゃないの?)と思ったが、世論(ヨロン、セロン)、重複(ジュウフク、チョウフク)のように、ふた通りの読み方があることも少なくない。 念のため辞書で調べると、やはりふた通りあった。「カクシツでしょ?」などと言ったら、こちらが恥をかくところだっ…
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簡体字、繁体字、略字、正字

簡体字の中にはひどいものがあるなと思っていた。 略せばいいというものではないだろう、と。とくに「習」が「习」なのはバランスが悪すぎる。「風」は「风」なのも投げやりに見えてしまう。 なんでも略して「×」にすればいいわけではないが、日本にも 「区」なんていうのがあって、中国を非難できない。これの正字は…
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言語について

インクのしみ。 これが網膜に写り、視神経から脳に行くと、思考がはじまり、答案が書かれる(あるいは理解できなくて0点になる)。 いづれにしても、脳が動くきっかけはインクのしみだ。しみは、かたち、記号、約束である。にょろっとした形の「S」が、英語なら「エス」という名称で、「ス」という音になるという社会的契…
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