資料について

29年前、はじめてロンドンに行ったときは、大学院生だったので、大量に学術書を買い、重くて持ち帰れないので、ロンドンの郵便局から何度も船便で送った。当時、日本で買うより半額以下で買えたし、日本では見たこともない資料があった。

今回は、イタリアで書店にも行ったが、あの時の学問への情熱はもうなくなってしまい、一冊しか買っていない。

むしろ、ファッションに金を使っている(29年前もそんな感じだったが)。また、日本で資料もほとんど手に入る時代になっている。

また、その、買った一冊も、ヴァティカン近くの神学、哲学書でなく、街角のキオスクで買った、ウンベルト・エコーの小説である。ひどいものだ。

数日後、ローマからフィレンツェに移動するとき、なぜかローマ、テルミニ駅に巨大な書店があり、まともな本も売っていた。ここで、イタリア語の本を大量に買って、やっとヨーロッパ文化研究の「出張」に来たという気がする。

学術書ではなく、ラテン語名言集とか、日々役に立つ言葉といった俗な本である。とても、同僚には見せられない。 画像は、テルミニ駅カフェの、ディキャフェのエスプレッソ(caffè deca)。


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