祓いと清めについて

台風は浄化である。

風で祓い、雨で清める。列島はこうして何十万年も清められてきた。しかも、日本人は毎日入浴する(ヨーロッパ人の家でバスタブを見ると、ぜんぜん使ったあとがないのが普通である)。入浴も日々の浄化だ。

トイレの後、手を洗う。本気でゴシゴシ洗っている人は少ない。本気で消毒したいなら爪の中、指の間、手のひらと数分はかかるだろう。外科医のように。水で濡らして終わる人がほとんどだ。そんなに汚れているわけではない(たぶん)。つまり、儀式である。

神社の手水舎。あれも、手と口しか清めないが、全身が浄化され、神さまの前に近づくのにふさわしい心身になったと考える。手と口だけというわけではない。

宗教はすぐれてイメージ、想念の世界である。なにがいいたいのかいつも通りわからなくなってきたが、台風には、ダムへの貯水、列島の浄化という必要不可欠な面もあるということだ。

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