愛の讃歌について


子どものとき、母がよく鼻歌で歌っていたメロディ。それが「愛の讃歌」だと気づいたのは、最近のことだ。ほんもののエディット・ピアフや美輪明宏版ではなく、ムード歌謡的な越路吹雪ヴァージョンだろうけれども。

そして、歌詞にあまり母が意味を見いだしていなかったのも明らかだ。あなたと暮らせるものならなんにも要らない、という歌で、当時、もう父と暮らしていたからである。

もっとも、他に好きな男でもいたなら別の話だが、そういう歌を私の前で歌うほど、母の性格はやわらかくない。むしろ男なら堅物にちかいと思う。

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