楽譜と演奏について

よくわからないが、指揮者というのは、楽譜に忠実な演奏、作曲家の書いた通りに演奏させようとするのだろうか。

それとも、作曲家はこう書いているが、さらに深く意図を読み取って、本音はクレッシェンドの筈だ、などと推理し、それを音にしてしまうのだろうか。

フジ子・ヘミングは、何度も練習していると、ショパンの考えていたこと、霊感などもわかってくる、と書いている。

たしかに、アンダンテと楽譜に書いてあっても、どの程度のアンダンテかは、解釈する人にまかされている、というか、作曲家の頭には、決まったテンポがあったに違いない。

それを、現代の演奏家や指揮者が、同一に再現できるか、という問題だろう。

あるいは、現代は現代なのだから、今のテンポでやる、という人がいてもいいに違いない。

グレン・グールドはバッハの演奏で、まったく対照的な演奏をしておもしろい。どちらが正しい、ということは言えないだろう。

美輪明宏先生の言うように、何が美しいか、それを基準にするしかない。しかし、このスピード社会に生きていて、われわれも、何を美と感じるかは、環境、時代の影響を受けているはずだ。

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