女子学生のクレームについて

昔、ある大学の非常勤講師室にいると、女子学生が数人、教員にクレームをつけているのが漏れ聞こえてくる。

あんな問題はひどい、とか、聞いていなかった、というようなことである。ぼそぼそと教員は言い訳をしていたようだが、聞き取れない。

その教員とは面識があるのだが、関わりたくないので、知らん顔をしていた。もちろん、私に何かできることはない。

実は、その90分前、その人が、部屋に入ってきたときに、試験問題を提出した、しない、と大騒ぎになっているのが聞こえていた。事務方は、受け取っておりません、その教員は、いや、出したはずだ、の水掛け論である。

こういうときは、教員が提出を忘れた可能性が高い。いくつもの大学に出講しているし、つい出したつもりになってしまうものなのだ。どこの大学でも事務方の方が事務能力は高いに決まっている。事務ができないから教授をやっているのだ。

そこでこの教授は、たぶん、試験日に、試験問題がないまま教室へ行って、単語かなにかを読み上げ、意味を書け、というようなその場しのぎの、小テストのような「学期末試験」を出してしまったに違いない。

こういう時、男子学生は、ひでえな、などと言って笑って帰るが、女子学生は絶対に黙っていないで納得のいくまで執拗に抗議する。何を求めているかわからないが、本当にしつこい。

私もこれとは別件でクレームを受けたことがあるが、ほんとうに汚らわしいほど、嫌なものである。女子学生のクレームは。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック