調和をとることについて


ソファのカタログを見ると、横幅182cmぐらいの、日本サイズと、210cm といった欧米サイズがある。

後者はなかなか、おくのに苦労する(富裕層を除く)。しかし、いつか置いてみたい。そして、脚を伸ばして昼寝をするのだ。

また、座高も違っていて、およそ42cmの日本サイズと、60cmの欧米サイズがある。したがって、センターテーブルの高さも違ってくるし、サイドテーブル、テーブルランプ、周りのインテリア小物も、大きさの面で、調和させるのも簡単でない。調和しなくていいなら簡単なのだが、ちぐはぐな部屋になってしまうだろう。まあ、日本の家屋だから、和洋折衷は基本なのだが、それにしても、部屋の大きさのわりに、やけに高いテーブルと、やけに長いソファーというのはみっともない。

金がないなら、すべて無印や IKEA に行って、安物をそろえれば、調和する。金があるなら、イタリア製のロココ調家具、Silik でまとめれば、王朝風に統一感が生まれる。

しかし、大部分の人はその間に属するだろう。悩ましい。人生は妥協だと思う瞬間である。

そもそも、大前提として、インテリアに金をかけるなら、全体、つまり、家に金がかかっていないと調和しない。4、5000万円の集合住宅に、Faustig のシャンデリアがぶら下がっているのは、ややグロテスクであると言われても仕方がない。しかし、外が安っぽいならば、中は少しましなインテリアにしたい、というのも、哀れかも知れないが、人情だろう。

昔、学生の家に行ったとき、あきらかに裕福な家だとわかるのだが、一階は飲食業の店舗で、二階に招かれると、応接間は、それほど広くない。そこに足が伸ばせないほどの大きなソファーがあって、どうみても、部屋とのバランスが悪い。床がほとんど見えないのだ。しかし、気持ちはわかる。気に入った外国製のソファーが、日本の家屋には大きすぎたのである。

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