人文系の受難

今、英国では、人文系学部・学科の予算の削減をめぐって、数ヶ月、学術紙 Times Literary Supplement で議論がつづいている。

大学は中世から、役に立つことをやってきたので、実利的なのは今に限ったことではない、とか、国民が無教養になっていいのか、など投書の応酬が続いている。

もちろん、有利な立場にある理系の教員が強気で、人文系を哀れんでいる調子なのは片腹痛い。 余裕のある発言が多く、哲学、歴史などの教授は反発している。


理系だけだと、戦争になったり、偏った人間になり、よい市民にならない、芸術文化が必要だ、という意見がでると、翌週には、ヒットラーは歌劇を愛し、ゲッペルスは18世紀ロマン派演劇の博士号をもっていた、と理科系からの反論がある。

どうも、人文系の受難は続くようだ。日本に飛び火しなければよいのだが。。

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