節約術

リーマンブラザーズが破綻して以来、窮乏生活を強いられている。4つある銀行預金の一つの残高がゼロになったのである。これは株の暴落や、円高のせいではなく、ブログに書いてある通りの浪費のせいである。美や文化や快適さを追及すると金がかかるのである。

幸い、窮乏生活は大学院生以来、十数年のブランクがあるが、慣れている。聖立食(りっしょく)蕎麦、吉野家、ドトール、と、日本には、いくらでも食費を浮かす手段がある。インド料理をあきらめ、小岩井農場の野菜ジュースをあきらめ、有機野菜をあきらめて東急スペシャルの安物に変える。成城石井には入らない。百貨店にも行かない。授業が終わっても寄り道をしない。

スポーツクラブで、タオルをレンタルするのをやめて、家からかさばるバスタオルを持参する。Soupstock Tokyo で無添加の食事をあきらめる。窮乏生活は、体に悪いものを増やし、健康被害をもたらす惧れもあるが、破産するよりましだ。

病院では、不要な薬を断り、自販機で買わなくて済むように、家からペットボトルを持ち歩く。世界中の古書店から送られてくる目録、メール、Amazon.com, Amazon.de, Amazon.fr, Amazon.co.jp からのメールは見ない(見るとつい注文してしまう)。

という涙ぐましい生活を数日続けて、金銭に愛情をもって、惜しみつつ使うようにすると、たちまち、金運がよくなるのを感じる。明らかに、金銭には、集合的意識、というか心がある。

届いた給与明細には、半年分の交通費が計上されており、ふだんより9万円ほど多い。これで赤字分は相殺できる。また、Book Off に不要なCDと本を売ると、なぜか5000円になってしまう―最高記録である。

しかし、ここで儲かった気になり、インド料理などを食べに行ったり、贅沢品(服など)を買うと、また金運が下がるのは、経験上、よくわかっている。これでもか、というように、しつこく節約するのが、窮乏生活を乗り切り、金銭が再び集まってくるこつである(たぶん)。







この記事へのコメント

2008年10月16日 23:58
先生の金運はすばらしいのですね!
今後はボーナスも期待できないので、節約しなくちゃですね・・・
でも後回しにした欲しい本が絶版になってしまったりすると、オークションで血眼になって倍の値段で競り落としたりすることになるのですよね・・・(--)
2008年10月17日 20:34

・・・そうなんですよね・・・古書は一度逃すと、いつ手に入るかわからないので・・・辛いところです

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