しっくりくるイタリア人は1人

オランダには多くのイタリア人学生がいて、いつもイタリア語で話し、群れていた。私はイタリア語を学んだときが一番これまでで楽しく、相性のいい言語だと思っているが、本場の?イタリア人とはどうもしっくりこなかった。

イタリア語のできる東洋人は珍しいので、日本(というよりアニメ)に興味のあるイタリア人とはよくイタリア語で話したが、日本に興味など無い多数のイタリア人は、われわれには異質すぎる。日本にいる親日的で陽気な(ナポリ人が多い)イタリア人を、標準的なイタリア人と思わないほうがよい、と思った。むしろドイツ人やイギリス人がわれわれには馴染みやすいようだ、とあえて一般化しておきたい。

なんとなくしっくりとしたのは、唯一、北部ロンバルディア州、マントヴァに住む若はげの青年であったが、古典学の学徒であった。ほかのイタリア人は、みな黒髪、黒ひげだった。

マントヴァ公国のあと、フランス人支配者、のち、ハプスブルク家の支配をも受けた。北国のフランスやドイツの影響を受けた地方と、ナポリ、シチーリアとでは、やはり今現在も、別の国といってもよいぐらいに違う。

この北部出身の青年は、もの静かで、「濃い」ところがない。北部と言っても、ヴェネーツィアとなると、またまったく違う。これももともとヴェネーツィア共和国で、別の国だ。

前世はイタリア人だと思っていたが、違うと確信した。もしそうなら、北部のイタリア人らしくないイタリア人だろう。

この記事へのコメント

2008年08月17日 23:22
日本も東と西ではずいぶん違いますものね・・・

イタリアも地域によって方言のようなものがあるのですか?
2008年08月18日 03:43
そうですね、とくにナポリ方言、といいますかナポリ語はかなり語彙も音韻も違いますね・・・。一応みな標準語(トスカーナ方言)は話せるようですが(老人を除く)。

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